三線の糸(弦)の交換 結び方解説
三線の糸の交換って、敷居が高い、難しいって声も耳にしますしが、当然慣れもありますし、何よりも香川の皆さんは、ご近所に三線屋さんなど無い訳ですから、先生が来られるまでの間、お稽古出来なくなると思うとこれは宜しくありません、
と言うことで、皆で慣れて行きましょう!!
糸掛けへの結び方
分かり易い様に糸では無くて紐を使って画像を撮りました。
1 糸掛けに糸を通す(下から上へ)
2 時計回りにまわして来る。
3 出来た輪の中をくぐらせる。
4 くぐらせた糸を折り返して摘み、長い方を引っ張る。
5 折り返すことで糸を外す際に、ここを引っ張ると簡単に解けます。
6 こちらの画像の様に、2の時計回りに回すのを二回ぐるっと、と言う方もおられますが、自分はかなり高めの音でチンダミして強く引っ張りますが、これまで一度もスッポ抜けたなどの不具合もなく、一回まわしでも十分かなとは思っています。
三線の糸は細くて、慣れるまではちょっと手間取るかもしれませんが、自分の様に、自他ともに認める不器用な者でも、靴紐のちょうちょ結びと同じ様に誰でも出来る様にはなります、心配無用です。
カラクイへの糸の巻き方
カラクイに開いている小さな穴に糸を通してぐるぐる巻き付ければOKなんですが、あまり適当にやってしまうと、カラクイに手を掛けたときや演奏中に「キュル」っと糸が緩んでしまう原因にもなるので、基本的なことは押さえて置きましょう。
男絃(うーじる)・中絃(なかじる)・女絃(みーじる)、それぞれの糸を巻く際の注意点です。
男絃(うーじる)
糸の巻終わりが糸蔵に触れると、カラクイを押し込むことが出来ずチンダミが出来ない、と言う状態になることが多いのが男絃(うーじる)です。
右側の方から巻いて行って左側にしっかりスペースを取る、右斜に向かって巻き終えると良いです。
また、カラクイに開けられた穴の位置が左端寄りになって巻きづらい場合も少なくありません、そんな時は右方向に巻き付けていっても構いません。
中絃(なかじる)
右側から左方向に巻き付けて行って、真ん中よりも少し左側で巻き終えれば、右方向に力が加わって緩みにくくなります。
女絃(みーじる)
左から右方向に巻いて行って、出来るだけまっすぐに終わるようにすると緩み難いです。
画像と逆、右から左方向に巻いて、左斜めに糸が向いてしまうと右方向に力が加わるので緩み易くなってしまいます。
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