大阪の「きよむら三線会堺教室」へお邪魔してきました
「何時でも遊びに来て貰ってかまわんよ、遠慮なく来てちょうだいー」と言う、ゆくい三線のごう先生の言葉を受けて、大阪は堺のきよむら三線会へとお邪魔してきました。
お稽古場所は、香川のAID YUKUIと同じく、昭和な古民家。
玄関を入るとお酒が並んだカウンターやウイルキー樽のテーブルなど良い雰囲気にあちこち改造されてます。
あれ作ろうこれ作ろうと、メンバーでいつも楽しみながらDIYを楽しんでるんだとか。とても居心地の良いお稽古場所でした。
きよむら三線会堺教室のお稽古
こちら、堺教室では、宮古民謡を中心にと言う話を聞いてた通り、ウォーミングアップの声出し?は宮古民謡の代表曲「なりやまあやぐ」と「豊年の唄」、宮古民謡の生歌の斉唱を初めて間近で聞いて内心興奮しました。
その後は、各自の課題を10分~15分、別部屋でマンツーマンで先生に見て貰い、それ以外の参加者は自主練習を、最後にまた皆で斉唱してお稽古は終わりました。
後で先生に聞いた所、宮古民謡だけじゃなく、沖縄本島の民謡から涙そうそうまで各自それぞれやよ、と言う話で、各自の課題の唄に向き合ってるとのこと。
何名かの生徒さんの対面での稽古を見せていただきましたが、それぞれのレベルに合わせて、三線の弾き方、声の出し方、譜面の読み方など稽古のポイントを的確に出されてて、なるほどと言う感じです。
今日は割と少なめだけど、堺教室は来られる人数も多いんで、初体験される方と初めて間もない方みたいに、本人の希望聞きつつ、クラス分けしてお稽古は進められるそうです。
始まったばかりのゆくい三線では、まだここまでは出来るメンバーは居ませんから、皆で一斉に基礎をみっちりやりつつ、皆が知っている取り組みやすい唄を選んで稽古は進められてますが、ゆくゆくはこういう形で対面稽古を挟んで行くよと先生談。
画像はこの日三線体験に参加して、そのままご入会のAID YUKUIとは縁深い大阪在住のTさんです。
宮古民謡について
コンクールに参加する方は、堺教室が所属する協会の受験課題曲が宮古民謡なので、どうしても宮古民謡に偏ってしまうし、何よりも、きよむら三線会の清村先生が、宮古島は多良間島の出身なので、宮古民謡は当然、
もっと言うと、堺教室にコンクール受験を目指して来られる方は「宮古民謡好きで」って方だし、清村先生の演奏を聞いて宮古民謡、と言う方ももちろんいらっしゃる訳で、どうしても、宮古民謡が中心になるね、と言うことです。
コンクールに関してもう少し書いて置くと、民謡協会のコンクールは、いわゆるのど自慢的に唄を競いあう物では無く、武道や書道で言う所の、昇級・昇段試験の様な物で、新人賞・優秀賞・最高賞をパスしてから、初めて教師や師範と言った試験に臨めるのです。
そのコンクールは沖縄本島の民謡や八重山の民謡などとは協会が違う、要は流派が違うので、最初っからコンクール受験して、見たいなことを目標にしている方であれば、お目当ての民謡を演る教室に行く必要がある訳です。八重山民謡を受験したい方が、堺の教室に来るとあらあら、ってなると言うことですね。
もちろん、こういうことは自分も知りませんでしたし、最初はそんなことよく判っていないって方はやっぱり少なくなくて、初めて三線を触って、だんだん民謡が面白くなってきて、コンクール受験するって方もおられるとのこと。
オジー自慢のオリオンビールでコンクールは受験出来ないの?と言う方も時々おられますが(わたしもちょっと思いました)、あの唄は民謡では無いので、受験できる所は無い、そもそも、沖縄ポップスで免許制度を持つ団体は無いからね、と言うことでした。
コンクールに参加される様な方は更に月に一度程度別の稽古日も設けて、どっぷり民謡のお稽古も行っているそうです。
唄遊びな懇親会
お稽古終わったらそのまま懇親会が!
このアフターを楽しみに参加する方も居るとか居ないとか。
料理好き・お酒好きが沢山メンバーに居るので、誰かが台所に入れ代わり立ち代わり立ち、料理にお酒を作り(ゆくいの先生も大の料理好き)美味しいもん食べつつ、ひとしきり飲み食いしたら、誰かが三線弾き始め飲めや歌えって感じ。
三線の音が酔った頭には心地よく、楽しい時間でした。
>>> きよむら三線教室 堺教室
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