香川県産のパパイヤの話
ゆくい三線サークルのお稽古場でもあるAID YUKUIでは、青パパイヤの酵素で健康になろう、みたいな集まりを定期的に開催しており、沖縄から酵素の元、青パパイヤを取り寄せてます。
そんな折、何気ない会話の中で「香川県でもパパイヤ作ってるよねー」と言う話を三線メンバーから出て、ちょっとびっくり、
パパイヤの産地を検索するとWikipediaにも九州では露地栽培が可能との記述があり、当然、我々も南の島の温かい地域の植物だと思ってました。
俄然興味の湧いたゆくい三線チームは先日の「香川県のさとうきび」に続いて「香川県のパパイヤ」を求めて車を走らせました。
>>> 香川県のさとうきび の記事も是非!
ココロファームのパパイヤ園
前回のさとうきびでは、かなりあてずっぽうで走り回ったため、出会うまでに少々時間を要しましたが、今回は三線メンバーの口利きで、厚かましくもパパイヤを栽培しているというココロファームさんへお邪魔、オーナーの華道家でファーマーと言う格好良い肩書の細川康秀さんに色々とお話を伺うことが出来、楽しい取材となりました。
パパイヤ以外には向日葵とか花を育てるのがメインだということで、生育中だというお花を育てているビニールハウスも見学させていただきました。(お花の話は今回省略)
奄美大島で育ったごう先生曰く、南の島のパパイヤはそのあたりに適当に生えているんで、こんなに綺麗に並んだパパイヤの木は生まれて初めて見たとのこと。そして香川県のパパイヤは実の形も色も綺麗だと強調されてました!
香川のパパイヤが沖縄の島々のパパイヤと違うところ、
・霜が降りなくなったら植え付け、霜が降りるとシーズン終了
・一年中実が採れることはなく、収穫は秋から霜が降りるまで
・沖縄と違って、木の上で熟すことは無い
・屋根まで大きくなるのは沖縄産、香川のパパイヤは人の背丈よりも高いぐらい
ココロファームさんのパパイヤは、化学肥料や農薬を使わず、丸いのと細長いの、二つの品種のパパイヤが育てられています。
県下でのパパイヤの生産量はそれほど多くは無いものの、東かがわや西の三豊など、あちこちで育てられているのを実際に目にする様になり、時々苗も販売されているのも見かける様になったとのこと。
香川の土は水を蓄える性質なので、パパイヤには向いてるそうで、気候風土の似ている対岸の岡山でも栽培されてるって言うことです。
そして、ど厚かましくお土産まで頂き、ココロファームを後にしました。
ココロファームさん現在WEBSITE作成中だとのことで、暫くはInstagramから情報収集下さい、パパイヤの収穫始まってます!
香川県のサトウキビとバナナ
余談ですが、あれほど車を走らせたサトウキビ畑を、今回は数か所で普通に目にしました。二ヶ月前には膝腰だったのが随分成長して、これぞサトウキビと言う感じ、
当てずっぽうで車を走らせてると、遠くにバナナまで見える。
南の島ではお馴染みの風景には癒やされます。
パパイヤ茶
パパイヤ園で教えて貰って初めて知りましたが、パパイヤの葉っぱには酵素が実の2~3倍も含まれているそうで、ココロファームではお茶にしてるとのこと。それを聞いたYUKUI親分のTさん、その落ちてる葉っぱを貰っても良いですか?って尋ねたところ、わざわざ刈り取って持たせてくれました。
早速、葉っぱを蒸して干して揉んで煎ってお茶に!少々苦味が強くて、まだまだ改良が必要かと思いますが、とりあえず試飲出来ました。
細川さん曰く、パパイヤは自家受粉だし、特にうちは農薬の類も使わず手がかからないので、との言葉に、俄然YUKUIでも自家消費用のパパイヤを育てることが出来ないかと構想中です。
青パパイヤのレシピは無限
画像は、パパイヤツアー終了後、の打ち上げ中、料理が得意なごう先生に、何か肴が欲しいと言ったら、さっと作ってくれたパパイヤのきんぴら。ご飯のおかずにも酒の肴にもピッタリな一品。
先生が南の島で暮らしていた頃は、パパイヤは日常的に食卓に並んでたそうで、レシピは沢山あるよと言うか、何にでも使える万能野菜さーって。
曰く、子供の頃は美味しいとは思ったこと無かったし、滋養強壮に優れた云々など知る由もなく、どちらかと言うと嫌いなおかずだったのにね、今では、生でも煮ても焼いても漬物にしても行けると称賛して、わざわざ高いパパイヤを購入して食べてるんやから不思議やね、と。
まぁ、判らなくも無いです、ふる里の味なんかそんなものかもしれませんね。
冷蔵庫には、この週末に食べなと、ごう先生が置いて帰った、塩麹に浸けたパパイヤが有ります、そろそろ食べ頃?
ちなみに、香川県産のパパイヤ、鮮度も関係するかも知れませんが、瑞々しさが凄くて、生で食べても独特のパパイヤ臭が少なくて、サラダにしても美味しいです。
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